シニアコース

アルペジオ・フルート教室では、50代、60代からのシニア向けのレッスンにも対応しております。
早く上達することは求めず、音楽の感覚に語り掛けるようなレッスンを心掛けています。
レッスンは、講師が直接、状況や要望を伺ってからスタートするスタイルを開設当初から貫いております。シニア世代の方々の要望も、しっかりお伺いしてからスタートしたいと思います。

いつはじめても遅いことはない

開設当初(2002年)73歳の女性が受講にこられたことがありました。
この方は、すでに10年ほど吹いていたということです。はじめたのが60歳すぎということは、シニア世代という言葉が広まるちょっと前の世代だったということです。時代を一歩先行く方だったのかもしれません。音はかなり安定し、意気も比較的長持ちする方でした。手ほどきの教室ですばらしい講師に出会ったのでしょう!ちょっと感動してしまいました。と同時に、本人のやる気次第では、いつはじめても遅くはないということも思い知らされました。

その後、なじみの楽器店で、89歳の笛吹きにも出会いました。さすがに会話のタイミングはワンテンポ遅れで、ちょっと大変でしたけど、元大学教授ということで、話は理路整然としていました。納得行くまで質問するところも、あくなき研究心という印象で感激しました。

また、現在も70代半ばの方が受講されています。デイタイムのコラムで記した「雑なレッスン」で上達しなかった方のひとりで、講師を信頼できなくなって当教室に来られました。スルーされた部分のおさらいから始め、いまでは高音域までしっかり吹けるスキルを身に着けました。

楽譜やリズムの束縛

他のコラムでも書いておりますのでちょっと重複しますが、楽譜やリズムの問題は、角度を変えればあっさり解決します。
「はじめに楽譜ありき」という考え方は、特に楽譜が全くわからないという方ほど、捨てるべきだと思っています。
また、それは年を重ねるごとに、強く意識していただきたいと考えます。

楽譜の発祥は、元々覚え書きです。教会の賛美歌を書き記しておけないかという発想から始まったものです。
このことからも、「はじめに楽譜ありき」ではないことがおわかりいただけると思います。

現代は生演奏でなくても音楽に触れることがかんたんにできる時代です。ですから、「耳から入る」音楽のほうが重要だと思います。
ただし、その音楽を奏でるためには、相応の準備が必要ですね。
私たちは、その準備を応援してゆきたいと思います。